平々凡々

家の中でひとり長期休みを過ごしていて気が付いたら二月も下旬に差し掛かろうとしてた。歳をとるほど一日の時間が短く感じるジャネーの法則があるが、Ｚ世代を生きる若者にも当てはまるのだろうか。

友達と遊ぶ予定は２か月の休みの中で二回しかない。ここで「二回”も”ある」と言い始めたらいよいよだろう。毎日身体を動かしてバイトをしたり、貯めたお金で友達と遊びに行く生活をしていたら”まだ”二月下旬かよ満足しすぎてるわ。と感じていたのであろう。これを「陽」とするのであれば私の生活は無論「陰」だ。来世はそういう生活になってるといいな。

今世の私は大学の図書館の隅っこで適当で雑で風情のない日記を猫背になりながら書いている。しかしこの生活も嫌いじゃない。

朝風呂に入って、大学への道中で春を感じ始め、鼻の奥がムズムズしながら歩き、「外ならマスク外せるから気分ええな」とか「今週分の食糧の買いだめしないとな」とか平凡な日常でも無駄な一日にはさせまいと心のどこかで意識しながら生活している。きっとこの生活が出来るのも大学生である今だけなのであろうと思うようにしている。

今日の午後をどう過ごそうか。明日は何をしようか。出来る範囲で考えよう。